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【 Campeones del Mundo -part 6-(Informe Robinson) 】
『Informe Robinson』のスペ代特番part 6「ファイナル」です。
前記事はコチラ(↓)
part 1「イニエスタとトーレスのケガ」
part 2「スイス戦の敗北」
part 3「運命のチリ、そしてポルトガル」
part 4「パラグアイ戦、PKの行方」
part 5「ドイツ戦のキーマン」
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Michael Robinson:決勝戦を前にして、選手たちにはどういう特別な話をしたんですか?

Del Bosque:よく覚えてないが、フットボールについてのなにかだったと思う。

Reina:正直に言うと、特別な話しはなにもなかった。でもそれがよかったんだ。
普段通りに俺たちと話しをして、それからメンバーの発表をした。
Del Bosque:すべてはOKだとみんなに話した。『我々が勝たなければ悲劇的だ』とか
『国の名誉を守らなければならない』とか、そんなことを言う必要は一切ない。
最も重要な試合で自分たちのプレーをしよう。我々の魂のために。それで話しは終わりだ。


Reina:結果は2つしかない。勝者か、敗者か。
俺たちが自分自身に忠実に、いいフットボールをすることが出来れば、
この試合は俺たちのものになる。


Xavi:彼は言った。「フットボールを愛してるスペイン全土の子どもたちに、
我々の勝利を捧げよう」


Del Bosque:使った言葉はロマンチックだったかもしれない。
でも、ある意味フットボールはロマンだよ。
我々は試合が好きだ。フットボールに不可能なことなどなにもない。
そして…我々は大きなものを掴む1歩手前まで来ていた。


Iniesta:トンネルの先には、ワールドカップそのものが見えていた。
それはなにもかもを圧倒していた。


Capdevila:あそこにアレがある!あとちょっとで手にすることが出来る!

Busquets:カップを見ちゃいけない、見たら不幸が訪れるって言われてたんだ。
でも…見てしまった。そしたらとても欲しくなったよ。


Capdevila:その場にいることが信じられなかった。こんなことありえっこない。
俺みたいな男がワールドカップのファイナルでプレーするなんて!
わけが分からなくなって、涙が出そうになったよ。


Ramos:実は悩んでたんだ。知らなかったろ?僕のサイドはうまく機能していなかった。
トーナメントからファイナルまでの間、ずっと。
ほとんどの試合で点を獲るチャンスはあったけど、それをものにすることは出来なかった。


Casillas:自分自身に言い聞かせたよ。もしもゴールを許したらどうなる?
決勝点を与えた愚かなゴールキーパーとして、歴史に名前が残るんだ。


Alonso:あれはもの凄い衝撃で『いったいなにが起こった?!何が来たんだ?!』って思った。
驚き以外のなにものでもなかったよ。フゥ…、そこで何があったのか。
まるで背中とお尻の骨が砕けたような感じがしたんだ…


Xavi:あのときファン・ボメルや彼らに言ったんだ。
「おい!何をやってるか分かってるのか?!オランダ人がやるプレーじゃないだろ!」



Reina:あれは確実に上からの指示だよ。それは明らかだった。
誰かがはっきりそうするように命じない限り、選手が自らあんなプレーをすることはない。
ファン・ボメルは特に…試合を通して彼はイニエスタにそれをやり続けていた。


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Reina:それは70分か72分あたりで起こったと思う…

Casillas:いや、61分だよ。

Piqué:あの瞬間は石にでもなったみたいに完全に固まってしまった。何が起こったんだ?!

Villa:これまで経験したなかで、最も長い瞬間だったよ。

Casillas:ボールは頭の上を通り抜けると思った。でも、ちょっと待て…

Piqué:イケルを助けに行かなければと思ったとき、彼はセーブしていた。

Casillas:ロッベンのことは幾分多く知っていたから、足に当てることが出来たんだろうね。

【82分】
Casillas:それは前のシーンよりも危険だと感じたよ。
プジョールが先にカバーできると思った。ピケもいたし。でも、NO NO NO…


Puyol:俺の方が前にいたから、ロッベンにとっては難しいボールのはずだった…

Casillas:プジョールが足をだして、ロッベンがそれを飛び越えた。そして…

Puyol:彼があのときゴールに向かっていたなら、1発レッドが出てもおかしくなかったよ。

Casillas:ロッベンはより確実なポジションをとろうとした。
前のシーンが彼をナーバスにさせていたのかもしれない。彼はチャンスを失ってしまった。


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【延長戦】
Xavi:ヘスス・ナバスとセスクが入ってきて、オランダの選手が1人退場になった。
エルグアヘには決定的なチャンスがあり、セスクにもチャンスがあったけど防がれてしまった。
延長戦のハーフタイムのときドクターに言ったよ。俺たちは必ず勝つって。


Dr. Óscar Celada:信頼する彼がそう言ったことで、私たちは落ち着くことができた。

Reina:俺は正直怖かったよ。PK戦までもつれると思ってた。

Toni Grande:ビセンテは私に言った。PK戦の準備を始めてくれって。

Xavi:ヘスス・ナバスはボールを持って、右のウィングを30mほど駆け上がっていった。

Iniesta:それから僕のところにパスが来て、それをセスクにバックヒールで渡したんだ。

Cesc:それをまたヘススにパス。

Navas:トーレスがパスを受けるためにワイドに開いているのが見えたんだ。

Torres:アンドレスがフルバックの後ろにまわり込むのが見えたから、そこにパスを出した。
でもその手前でカットされてしまった。


Cesc:クリアボールが僕の前に転ってきて…アンドレスを見ると、彼はいい位置にいた。
簡単ではなかったけど、そこにパスすることが出来たよ。


Iniesta:全てが止まってるように見えた。僕とボールしか動いてなかった。
まるでスローモーションのようだったよ。その瞬間、静寂が訪れた。
静寂によってゴールしたことを理解したんだ。


Torres:全てのゴールのなかで、彼は最高のゴールを決めた。

Reina:俺はセスクの上にダイブした。セスクはあえぎながら
「ペペ!息が出来ない!息が出来ないよ!」って言ってたけど、どかなかったよ(笑)


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Torres:筋肉が裂けた感覚があって、それはシリアスなものだと思った。
今までにも同じケガはあったけど、そのどれとも違う感じがしたんだ。
でもそう思いたくなかったし、目を開くのもいやだった。
気持ちを落ち着けて目を開くと、ドレッシングルームのベッドの上にいて、
ラウールとドクターコタの話しを聞いた。


Dr. Juan Cota:終了の笛が聞こえて、我々はどちらも涙を浮かべたよ。そして彼に言った。
「フェルナンド、君は世界チャンピオンだ。お祝いをしに彼らのところに戻ろう」


Torres:そうしたい。でも歩くことが出来なくて…

Dr. Juan Cota:2人で付き添ってトンネルの中を歩いたのを思い出す。
世界のチャンピオンについて話しながらね。


Torres:W杯で勝つことが、なによりも価値のあることなのかと考えたとき、
僕にとってはYesだった。


-part7-へ続く
| インタビュー | comments(2) | trackbacks(0)|
comment
素晴らしい訳をいつもありがとうございます。ペペやアロンソ、アルベロアたちスペインの選手を祝福したい気持ちでいっぱいですが、同時にトーレスの心境を想像すると切なくなりますね。
| Robin | 2011/01/15 2:50 AM |
Robinさんへ

素晴らしい訳だなんてトンデモないです!こちらこそありがとうございます〜。
どれだけW杯が選手にとって大きな夢で憧れなのかが分かりますよね。
しかもそれに手が届いたって本当にスゴイ!
トーレスは勝利の瞬間ピッチに立っていられたらよかったんですけどね、せつないですよねぇ。
でもトーレス自身はもの凄く喜んでるし、すでに前を向いてるようです。
それは続きの『part7』で!
| 納戸 | 2011/01/15 10:27 AM |




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