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【 My Liverpool Story -Steven Gerrard- 】
キャプテンの新しい本「My Liverpool Story」が9月27日に発売されたようです。

本はアマゾン等で購入できます。あと電子BOOKでも読めるようですね。時代ですな〜。
ハードカバーには150ページ以上のカラー写真が載ってるらしいので、好きな人は本を買うべし!かな。
私はいまのところ買う予定ではないんですけど、アロンソやトーレスのことについても書かれてるみたいで、
トーレスのパートを抜粋して載せてくれた方がいたので、ちょっと訳してみました。
ただ、これがホンモノかどうかの裏は取れてませんので、ニセモノだったらごめんなさい(汗)

EL NINO

今じゃその考えはバカげたことだったと認めるけど、
フェルナンド・トーレスがリバプールで成功するかどうかについては、疑いを持っていたんだ。
2007年の夏、£20.5mでアトレティコ・マドリードからやってきたとき、
俺の頭の中には2つの考えがあった。彼は高額だと思ったよ。
スペインからやって来て、プレミアリーグのフィジカルの強さに対処するのは難しい。
それはクラブについても移籍市場でのもう1つの高い間違いだと思った。
それでも、彼が俺たちを次のレベルに導く選手であると、わずかな望みもかけていた。
果たして、彼はその選手だった。
ここ数シーズンにわたって彼がリバプールで当たり続けてる間、
トーレスは簡単に、俺のキャリアの今までプレーした中で最高の選手となった。
俺は彼が好きだった。

全ゲームのピッチ上で確信していたよ。
彼のためのゴールを俺が用意すると。もしくは自分のための得点をね。
ときには出来ないこともあったけど、大部分は出来ていたと思う。
フェルナンドは俺と共にその先にいた。だからそうなることは分かっていた。
時々、彼と一緒なら無敵だと感じられたんだ。このチームで、並んでプレーする中で。

彼が合流して初めてのトレーニングセッションで、
彼の動きがマイケル・オーウェンに酷似していることが分かった。
俺はマイケルとプレーするのが好きだったから、最初の疑いが間違いだったことにすぐ気付いたよ。
トーレスはマイケルに似ていたが、より力強さも持っていた。
プレーする中でマイケルには難しいボールもあった。彼にとってディフェンダーはあまりにも大きい。
トーレスは悪いボールでも収めてくれる。とても強く、パワフルだった。
彼はディフェンダーにとっては『悪夢』だっただろうが、俺にとっては絶対的な『夢』だった。

ドレッシングルームでは彼の隣に座っていた。俺たちのチームナンバーは、8と9。
チームメイトならそうするように、お互いいろんな話しをした。
俺たちは必要以上に親しかったワケじゃない。トーレスはとても静かだ。
とは言っても、彼を『個人主義者』と呼ぶのは間違っている。
彼にはペペやシャビやアルバロ・アルベロアのようなスペイン人の仲間がいたから、不安はなかったはずだ。
それに南米人のハビエル・マスチェラーノもいたしね。

俺たちは互いにリスペクトしていて、早い段階でお互いが輝くために必要なものを提供し合えていた。
彼は、自分が走れば俺がそれを見つけることを知っていたし、
そして彼もまた同様に俺が強力なプレーヤーになる手伝いをしてくれた。

俺をプレーヤーとして成長させてくれたラファ・ベニテスには大きな借りがある。
ラファが就任したとき、俺は右のサイドバックや、ときには中央でプレーをしていたが、
基本的にはボックス トゥ ボックスのセントラルミッドフィルダーだった。
ラファは俺がより規律のとれたミッドフィルダーになるためのを手伝いをしてくれた。
どれくらいの速さで走るのがよりベターなのかも教えてくれた。
それは俺がより多くのゴールを生むための手助けになっていったんだ。

右サイドに入ったときは、まったく快適だとは思わなかったが、
それは俺がいいプレーヤーになるための彼の配慮だった。
そのときリバプールには2人のホールディングミッドフィルダーが固定されていたから、
そうするのはチームを作るための犠牲だと理解した。
うぬぼれに聞こえるかもしれないが、中央でプレーしなかったことは自分のパフォーマンスのレベルに
影響を及ぼさなかったし、その期間を楽しむことも出来た。

その後、ラファは俺が『NO.10』になることを手伝った。
- 誰がストライカーの後ろでプレーするのか -
自分の中にその選択肢があるとは思っていなかったよ。
俺がそのポジションで成功するための鍵は「トーレス」だったと思う。
常にディフェンダーの裏をとって走り込むプレーヤーが俺には必要だった。

ディルク・カイトやピーター・クラウチと共にプレーしたが、それとは異なっていた。
俺は後ろから走り込み、フリックオンを試みなければならなかったが、それは同じことじゃない。
トーレスはディフェンダーを引きつけ、あらゆる種類の破壊をもたらす。
そして俺にスペースと、同様の功績を与えた。
117試合を一緒にプレーし、共に上げたゴールは111。大量だ。

唯一上手くいかなかったのは、俺たちが一緒に何も勝ち取れなかったということだ。
俺の少年期のクラブはリバプールで、トーレスはアトレティコ・マドリード。
彼はトロフィーのためにそこを去り、大会のセミファイナルまで行ったけど、俺たちは及ばなかった。

彼がリバプールで幸せではなかったことが明らかになった。
2011年に彼が去ったことは、まだ俺を激しく打ちのめしている。とても激しく。
全てのプレーヤーにはキャリアを築く権利があり、
他の誰のキャリアにも干渉することや、彼らのための決定を下すことは出来ない。
でも、誰かとプレーするのが好きで、トーレスのような優れたプレーヤーと並んでいられるとき、
自分自身の残念だという感情と、彼を敬愛するファンのためにも、彼の手助けをすることは出来ない。
もし、ベストプレーヤーが去りたいと言ってきたら、クラブに対して疑問を抱くかもしれない。
でも俺はリバプールに失望はしていない。

彼がチェルシーに出発するのを防ぐために出来ることはなにもなかった。
彼の心はセットされていた。
£50mの取り引きが行われるのと同様の激しさを持って、それは成立した。

移籍の前日、トーレスはキャプテンとしての俺に会いにきた。
彼は去りたいと言い、でもクラブがそれを難しくしていると付け加えた。
「聞いてくれ」俺は言った。
「トッププレーヤーであることを理解しなければいけない。彼らはおまえを行かせたくないんだ」
問題は、それではなかった。
彼は、俺が彼のためにケニー・ダルグリッシュと話すことが出来るかどうかを尋ねた。
そのことは俺を窮地に追い込んだ。俺はフェルナンドを助けたくなかったんだ。

俺はフェルナンドを助けたくなかった。

そのときは取り引きが失敗に終わることを望んでいた。
だからスタープレーヤーが行きたがっていると、マネージャーには話したくなかった。
チェルシーの関心が去り、彼の情熱に再び火がつくのを望んでいたんだ。
ちょうどその頃、£22mでアヤックスからルイス・スアレスの契約が成立していた。
お金は調達できていたし、俺たちはシルバーウェアを争おうとしていた。

フェルナンドはケニーに彼自身についての話しをした。
しかしクラブはまだ強固な姿勢をとっていて、彼は俺にも同様に話しをしてほしいと頼んだ。
俺はケニーと話しをした。彼は幸せを感じていなくて、ここを去りたいと思っていることを。
それはキャプテンとしての役割で、人々が見ることのない、そして二度と経験したくない役割だった。
俺は望んでいなかった。最高のプレーヤーが俺のところにやって来て、こう言うのを。
「僕は十分に待ったよ。別のクラブに行きたいんだ。あなたのライバルチームのどこかに行きたい」

フェルナンドが俺に近づいて去りたいと言ったとき、その言葉はナイフのように心臓を突き刺した。


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スティーブン・ジェラードから見た、トーレスの移籍についての話しでしたね。
もしかしたら、トーレスから見た話しはまたちょっと違うのかもしれませんが、
でも思うことはただ1つ。
キャプテン、ごめんなさい。本当に本当に、ごめんなさい…
| | comments(12) | trackbacks(0)|
comment
わ〜ん、にゃんどさん!私もコレの元を英語で読んだときは泣きましたよ!
これがすべてではないでしょうけど、キャプテンも傷ついていたのか…
私もだいぶボロボロになりましたが、一番傷ついてたのはトーレスちゃんだと思います。
今さらだけど、もっとなんとかならなかったのか…(←未練がましい)

にしてもキャプテン…もっと良い顔を表紙に使ってもらえなかったの?笑

べにやんの元でのキャプテンとトーレスちゃんは、もう魔法のようでしたね。
無敵だった、本当にそう思います。
2人とも、今でもきっとホントはお互いを恋しく思ってるんじゃないかな…
別れて以来、あれほど誰かと一緒にいて幸せそうなふたりの顔を見れていない…泣
今となっては、トーレスちゃんにはマタたんと最高のパートナーシップを築いてもらうしかないですね。
ガンバレ!幸せになるんだよ!
| elli | 2012/09/28 7:13 PM |
思わず初コメ失礼します

このトーレス移籍劇のくだり

悲しすぎます(´;ω;`)

私情を抑えてキャプテンとしての仕事をしたジェラード

果たす目標をもって故郷を出た以上、達成のためプロとしての選択をしたトーレス

切ないラヴストーリーのようで、胸を締めつけられる感じです…
| まちゃ | 2012/09/28 7:14 PM |
納戸さん、お久しぶりです。
いつも楽しく読ませていただいてます♪

今回のジェラードの本についての記事、ありがとうございます。
実は私、誤解してたかもです。
トーレスがリバプールを去ったのは、ジェラードと何ががあって(あからさまな事ではなくコミュニケーション的な)それも一因かなって勝手に想像してたのです。
浅はかな憶測で本当に申し訳ないです。
でも、そのぐらい二人の息はピッタリで、輝いていたんです。
すごく胸に響く重い内容でちょっと涙でそうです。

いつかトーレスの口からその時の事聞きたいですけど、トーレスは言わなさそうですね…。

トーレスの事が好きなだけで、サッカー自体はあまり詳しくないのでコメントを控えてたのですが、我慢できずしてしまいました(汗)
これからも納戸さんのブログ楽しみにしてます☆
| コウ | 2012/09/28 7:36 PM |
elliさんへ

うわ〜ん!もう泣かずにいられるかって内容でしたね…あああ、キャプテン…(涙)
みんなの心にナイフを突き刺して、でもその重責にトーレス自身も苦しんでしまった。

>今さらだけど、もっとなんとかならなかったのか…(←未練がましい)

セスクみたいに出て行くそぶりをチラチラさせていれば、もっとラクだったかもですね。。
表紙のキャプテンは…私スキです(ぽっ・笑)

>無敵だった、本当にそう思います。

2人が同じチームでプレーしていたのを観ることが出来て、本当に私たちは幸せですよね。
そんな奇跡の瞬間にはなかなか立ち会えないですもん。
そういう思い出をたくさんくれた、あのときのリバプールに感謝です。
| 納戸 | 2012/09/28 9:25 PM |
まちゃさんへ

もしかして私の知ってるまちゃさん?…じゃなかったらいけないので(笑)はじめまして!
キャプテンのトーレスに対する思いが深くて、読んでいて苦しかったですねぇ。。

>切ないラヴストーリーのようで、胸を締めつけられる感じです…

私も「これで映画1本できそうだ…」と思ってしまいました。。
「トーレスを助けたくない」と思うのはトーレスへの背信行為だけど、
逆にそれが思いの強さだと痛いほど分かるので、よりせつなかったです。。
| 納戸 | 2012/09/28 9:39 PM |
コウさんへ

お久しぶりです〜。いつもありがとうございます!
トーレスの移籍に関しては、あまりにも突然すぎてワケが分からなかったですもんね。
あーだったのか、こーだったのでは?と、いろいろ考えてしまったのは私も同じです。

>すごく胸に響く重い内容でちょっと涙でそうです。

後半はヘビーでしたね。。キャプテンの気持ちを考えると本当にツライ…
金八先生ならきっとこう言うでしょう。「トーレスのバカちんがっ!バカちんがっ!」

>サッカー自体はあまり詳しくないのでコメントを控えてたのですが

わわわ!私もぜんぜんサッカー分かってないです!
なんかどんどんブログの内容がヘンな方向に向かってる気はしてたんですが、、、
っていうか、私はどこに向かってるんでしょうね(苦笑)
| 納戸 | 2012/09/28 9:59 PM |
その映画…観たくないっすね〜(;´∀`)

P.S.その人がイケメンなら同一人物ですw
| まちゃ | 2012/09/28 10:03 PM |
まちゃさんへ

イケメンです(笑)
| 納戸 | 2012/09/28 10:17 PM |
いいもの読ませていただきました。
泣きました。
| N | 2012/09/29 6:20 AM |
Nさんへ

はじめまして〜。
キャプテンの気持ちが痛いほど分かる内容ですよね。
私も泣きました。。
| 納戸 | 2012/09/29 11:41 AM |
アロンソについて 語った事も気になります?
| ナイーブ | 2012/10/04 6:17 AM |
ナイーブさんへ

気になります(笑)
| 納戸 | 2012/10/04 8:27 AM |




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