昨夜はウエストハムを全力で応援してたんですけどね・・逆転負けです。
選手は勝ちたかっただろうな。
もうご存知の方も多いと思いますが、ウエストハムのDFダベンポートが暴漢に襲われ、
足に深刻な傷を負ってしまいました。命に別状はないようですが、
サッカー選手にとって命の次に大切な足を失う可能性がある、という状況です。
最初にでた記事では「強盗に襲われ病院に搬送」という内容だったんですが、
その後足を数カ所刺されていることが分かり、サッカー選手の足を狙って刺してることから
犯行の理由は強盗目的ではないと推測されています。(犯人は拘束済み)
故意に足が狙われたんだとしたら、とても恐ろしい話です。
こんな極東にいる私でさえショックを受けてるのに、身近にいる家族、選手、
監督、スタッフ、そしてなによりファンの皆さんの心情はとても計り知れない。
そんな状況で昨日トッテナムとの試合を迎えました。ファンは大声援を送ってましたね。
大きな声でチャントを歌い選手を鼓舞し、それに選手も応えようと必死になっていた。
中盤でのキープ力は圧倒的にトッテナムが上なため、中盤を省略して前線のコールへ放り込む。
ワントップのコールは常に相手DF2、3人と勝負しなければならず、
潰されてはボールを失い、決定的なシーンでは合わせることが出来ず、点を奪えない。
それでもウエストハムはコールの一発に賭けて放り込み続ける。
何度も前線に駆け上がり、何度も空中で競り合う。そんななか一瞬出来たDFの隙をついて
豪快にシュート!ついに先制点をあげました。
コールは身体能力はずば抜けて高いけど、雑なところも多く目につく選手。
決定機は2、3回あったけど決めきれなかった。(気持ちのアセリもあったのかも)
それでも彼に出来る最大限の力でこの試合を戦っていたと思います。
先制点を奪ったのはコールでしたが、失点もコールの軽率なプレーからでした。
トッテナムのセットプレーでこぼれてきたボールをコールが拾いバックパス。
それが見事に相手のエース、デフォーの前に転がってゴールを決められてしまいます。
大ヒーローから大チョンボへ・・
トッテナムの選手がまだ数人残ってる状況で安易なバックパスをしたコールが悪い。だけど、
コールはバックにボールを預けて、全力で前に走るつもりだったんじゃないか、と思うのです。
トッテナムの選手が戻りきらないうちに前へ!という気持ちだったのかなと。
チームの力的にはトッテナムの方が明らかに上。それでも一進一退を続けて必死に守るなか、
最後はレノンに決められてしまいました。
選手にとってこの試合は、単なる38試合のうちの1試合ではなっかたと思います。
どうしても勝ちたかった。ファンのためにも、チームのためにも。
個人の能力の差。選手層の差。格差はあったけど、ウエストハムはこれからのチームです。
この状況を乗り越えて、次がんばってもらいたい。