スペインがホームでまさかの引き分け試合を演じてしまったワケですが、
スペインにとってはいろいろと不運が重なってしまったので、その「不運」を検証。
【不運 その1】2人のケガ交代
試合開始10分でシルバがケガしてしまい、カソルラと交代したんですが、
カソルラはゴール前でゴイゴイ仕掛けるタイプではないので、0トップにはちょっと合わないのかな、と。
マタがいればよかったんですけどね、今回は招集外だった。
後半もマタがいればなぁ〜と思えるシーンがあったので、非常に残念。
そしてシルバの離脱よりも痛かったのが、アルベロアのケガ交代。
前半リベリが消えていたのは、アルベロアががっつりマークしていたからで、
相手のストロングポイントを潰すことにかけては、ほんと天下一品です。
後半50分にアルベロアが抜けると、リベリがボールを保持するようになり、
そこからフランスが攻撃を仕掛けられるようになりました。リベリ恐るべし…ってかアルベロア恐るべし…
【不運 その2】ビセンテ・カルデロンの呪い
バルサの選手にとって、ビセンテ・カルデロンはよっぽど相性が悪いんでしょうね。
バルサ編成のチームなのに、バルサの選手の動きが軒並み重いのではどうしようもない。。
セスクのPK失敗を責める気はありませんよ。おそらく『呪い』のせいです(苦笑)
【不運 その3】FWのコンディション不良
スペイン代表における0トップの弊害は、カウンター攻撃が出来ないことですね。
後半、フランスが人数をかけて攻撃を仕掛けてきたとき、後ろには広大なスペースがあったはずですが、
ボールを奪ってもカウンターが出来なかった。前線でスピードがあるのはペドロだけでしたからね。
スペインが日本代表ばりの高速カウンターを持っていれば、試合は簡単だったと思います。
おそらく早い段階で、デルボスケはトーレスを入れたかったと思うんですが、
交代カードをケガで2枚使っていたので、終盤にならないと最後の1枚は使えなかったですね。
0トップってどうなんでしょうね。EUROでも結果を出したのは決勝戦だけだったし。
ただ、ビジャのコンディションが良ければ、わざわざ0トップはやらなかったとも思います。
ビジャ(それとジョレンテ)のクラブチームでの状況がスペ代を苦しくしてますねぇ。
それからトーレスは今、コンディションがだだ落ちの状態だと思われます。。
トーレスはビジャとは逆に馬車馬のようにコキ使われてコンディションを落としているという、
どっちもどっちな状況(苦笑)
次は3月なので、そのときにはケガ人の復帰等いろんなことが解決してるといいなと思います。