さ、運命の2nd.legです!
・5月10日(水)03:30 - 06:50/ユベントス vs モナコ(スカサカ!)
・5月11日(木)03:30 - 06:50/アトレティコマドリード vs レアルマドリード(スカサカ!)
モナコ×ユーベの1st.legを観たんですが、モナコは攻守ともに強いチームでした。
ただ、ユベントスがさらにその上を行っていたと思います。
今季スタート時に、アトレティコが今の堅守に攻撃力を加えたら最強だと思ったんですが、
ユーベに先を越されてしまいましたね…(苦笑)
シメオネは同じ様な選手を集めるクセがあって(特に中盤)
自分の分身のような選手が多く、ファンタジスタがまったくいない(笑)
中位から下位のチームは『シメオネサッカー』を模して相当走って前プレするようになったし、
同じ様なチームが増えるなかで違いを作るのは『試合を一変させる才能』じゃないだろうか。
エイバルの監督は「アトレティコはスモールチームのふり(プレー)をするビッグチーム」
と言っていたんですが、まさにその通りだと思いましたね(笑)
スモールチームの『ふり』をしなくていいように、来季はファンタジスタを獲っておくれ。
(そういう選手を使いこなせるかどうかは謎ですが…)
で、なぜシメオネが同じ様な選手を集めるのかということを2年前のインタビューで語っていました。
2015年1月にスペインで放送されたロングインタビュー番組で、
「FOOTBALL CHANNEL」が訳してくれています。(翻訳・編集:江間慎一郎氏)
これ、今のアトレティコの状況とシンクロする部分がけっこうあって、
CL決戦前夜に読むのにいい内容だと思います。
闘将シメオネのフットボール観【前編】
「私にとってポゼッションはライバルを快適にするもの」
闘将シメオネのフットボール観【中編】
「劣っていると認められることこそが、我々の長所となる」
闘将シメオネのフットボール観【後編】
「人間の生き方は、仕事に取り組む姿勢と同じにしかなり得ない」
ちょっと長いんですが、最後に出てくる「全員読め」と言ってシメオネがガビに渡した新聞記事に、
素晴らしい言葉が載っていたので、ぜひ最後まで読んでください。
選手たちも「あの言葉」をもう一度思い出してほしいな。
VIDEO
2nd.legは、相当厳しいですね。
アトレティコが勝ち上がるだろうなんて、とても言える状況じゃない。
でも、51年の歴史を閉じるビセンテ・カルデロンでCLセミファイナルを闘うという、
この舞台まで辿り着くことができたアトレティコは、本当によくやったと思います。
同時に、この舞台を最高のものにしてくれたのはレアル・マドリードですね。
レアルさんにしてもCLセミファイナルまで勝ち進むのは容易じゃなかったはずで、
ここまで上がって来てラストダービーを闘ってくれることに感謝です。
現時点ですごく落ち着いていられるのは(試合中はドキドキするでしょうけど)
勝つにしても負けるにしても、アトレティコは素晴らしい試合をするという確信があるから。
そう心から信じられる闘い方を常にしてくれました。
アトレティコの生き様も死に様も、しかと見届けますよ!
骨も全部拾ってあげるから、安心してね。
最初から失うものなど何もなかったんです。この一戦を楽しんで!