6月23日、朝10時からトーレスの引退会見が行われました。
司会者に促されて登壇したトーレスの表情は、とても美しく引き締まっていました。
トーレスの口から語られた引退の理由は、満足のいくプレーができなくなったということ。
このままの状態で契約をまっとうするより、今のうちにいい印象を残して引退したかった。
シャビ・アロンソも同じことを言っていましたね。
「まだできる」とみんなに言ってもらえるうちに引退するのが理想だと。
プロとしての美学、生き様ですね。
死ぬまでサッカー選手でいたいというカズ選手の生き方もまたカッコイイのですが。
現役ラストマッチは、8月23日ヴィッセル神戸戦となりました。
残りリーグ戦8試合+天皇杯です。
現状最高のコンディションというワケではないので、全ての試合に出られるかは分からないんですが、
できればトーレスのゴールがどこかで見られるといいですね。
っていうか、トーレスさんならラストマッチでゴール決めちゃいそう(笑)
そしてもう一つ、想像もしなかったことをトーレスが言いました。
「引退後もアドバイザーとして鳥栖に残る」
まさか!残るの!?
アトレティコでセカンドキャリアをスタートさせると思って疑わなかったので、
これからも鳥栖のために出来ることを全てやると言ってくれて、本当に驚いたし嬉しかったです。
実は、トーレスが日本を離れる日に空港までお見送りに行って「ありがとう!お元気で!」と、
叫びながら泣き崩れるところまで想像していたんですが(苦笑)こんな別の未来が待っていようとは…
「アドバイザー」として何をするかはまだちゃんと決まっていないようなので、
どういう形で関わるのか未知数ですが、もう少しだけ日本でトーレスを見ることができそうですね。
毎回思うんですが、スピーチするとき原稿とか一切見ないんですよね。
母国語ではない英語でのスピーチにも関わらず、本当に頭のいい人だなと思います。
一度だけ涙をぬぐうシーンがありますが、それはほんの一瞬だけでした。
めちゃめちゃ寂しいけど、誰よりもトーレス自身が一番寂しいと思っているはずだし、
そのトーレスが覚悟を決めたのであれば、私も覚悟を決めて前に進みます!
Xデーはもうすぐです。全ての人にとって幸せを感じられる日になりますように。